074 顔見るだけでも 潤んで来るに まだこれでもかと 花粉症
073 初心な私を その気にさせて 続きは明日と テレビ言い
072 着物の裾から 手を差し入れて そっと握った 貼るカイロ
071 2本の指で 優しくつまみ 吸えば元気な タバコの火
070 長い汽笛は 別れの言葉 残る移り香 やるせない 伊貝光一
069 キザな口説きは 聞き飽きたけど 笛の誘いにゃ 気もそぞろ 伊貝光一
068 誰が弾くやら はずんだ音色 恋のピアノは ホ長調 伊貝光一
067 あなた見送る 汽笛が悲し 返るこだまは なお悲し 伊貝光一
066 夜のとばりを 汽笛で開けて 朝に向って ひた走る 伊貝光一
065 肌に貴方の ぬくもり残し 別れの夜汽車 涙笛
064 闇に溶けゆく 別れの汽笛 赤いランプが 滲んでる 伊貝光一
063 ヨン様見れば 心が騒ぐ あんたの愚痴聞きゃ 眠くなる 伊貝光一
062 生まれた時から 赤銅色よ 夏の浜辺で 出来たやや
061 生理来ないと 心配したが もう直ぐ50で 謎が解け
060 男脅すに 刃物は要らぬ 「生理来ない」の 6文字で
059 下手な嘘にも 身体が火照る 冷ましておくれ 春の雨
058 肩に花びら 移り香つけて 残業だったと 下手な嘘
057 さくら散る夜 別れたひとよ 今は何処で 花を観る 伊貝光一
056 肩の花びら 夜風が払う つなぐ手と手は 離さない 伊貝光一
055 おまえと二人で 花見に行った 内緒にしてたが みなバレた 伊貝光一
054 花の蕾を 無理矢理開き 今更つぼめと 無理を言い
053 嬉し涙に 咽んだ頃の 初心な私に 帰りたい
052 離さないでと 抱かれて泣いた 半年保たぬと 知りながら
051 なまめく風に 蕾が揺れる やがて魅惑の 花と咲く 伊貝光一
050 離しはしないと 言ってた癖に 舌が渇けば 他所に行き
049 時の経つのも 早いと言うが 貴方の立つのも 早いこと
048 今宵も主さん 日暮れて帰る 悔し涙の 抱き枕
047 燃える想いが 届かぬひとに 夢で逢います 抱かれます 伊貝光一
046 明日の別れは 死ぬよりつらい 朝よ来ないで しのび宿 伊貝光一
045 粋な都都逸 詠もうとすれば すればするほど 臭くなる
044 主の来る日は ウキウキ晴れる 晴れて湿るは 腰の下
043 苦労してるが 黒うはならず 細々生きても 何故太る
042 女房旅行で わしゃ留守番よ アダルトビデオの 音上げて
041 生まれついての にぎにぎ得意 今じゃ握って 離さない
040 乗って勇めば 乗られて弾む ゴール近いぞ ハルウララ 伊貝光一
039 枕上手で 声音もよろし しぐさ小粋で 落ちも良し 伊貝光一
038 庭の猫さえ 春唄うのに 愛しい人は 何故来ない 伊貝光一
037 春よ早くと 花待ちかねて 蕾摘むとは 罪な人 伊貝光一
036 わたしゃあ貴方に 操をたてる だから貴方も 立てとくれ
035 裃着けて 豆まくよりも 濁り半分 ないが好き 伊貝光一
034 濡れたじゃないかと 優しく拭いて 持たせてくれた 蛇の目傘
033 老いの坂道 あと振り返りゃ あの日の夢は 虹の涯 伊貝光一
032 二人の愛は 南の島よ 月日過ぎても アキはこぬ 伊貝光一
028〜031 は折込都都逸 「しあわせ」
031 死ぬほど好きです 愛していると 分からぬように せなに書き
030 死ぬる死ぬると あえいで反って わたしゃ貴方の 背をむしる
029 静かに流れる 朝霧に濡れ 我が身委ねる 背の君に 伊貝光一
028 死ぬほど好きです あなたのことが わたしのあなたは 世界一 伊貝光一
027 堅いお方と 聞いてはいたが 頭だけとは 情けなや
026 今夜も来ぬのか 時計の針の 半ときごとが うらめしい
025 小雪舞う夜は あの人恋し 便り途絶えて 早や三月 伊貝光一
024 あなたに抱かれて 芯まで燃えた 雪よ降れ降れ 醒めるまで 伊貝光一
023 やっとの思いの 逢瀬というに 月が顔出し 邪魔をする
022 抱っこ抱っこと 駄々こねといて 抱っこすりゃこそ直ぐねんね
021 踏ん反り返って 威張っていたが 何時の間にやら 干しバナナ
020 何時の間にやら 三月を過ぎて てて様誰かと 腹に訊く
019 いやじゃいやじゃよ 注射はいやじゃ 痛くないのを しておくれ
018 肥えた肥えたと 言わんでおくれ ストレス溜まるとまた肥える
017 日参してます 胸躍らせて 粋とロマンが 薫る部屋 伊貝光一
016 ちょっと見よかと 来ただけなのに 婀娜に溺れて 入り浸り 伊貝光一
015 朱肉が落ちたと 言い訳しよか 社会の窓辺に 付けた紅
014 車でなんぞと ちんけな奴は チャイルドシートで寝てりゃよい
013 好きなお酒や タバコはどうぞ 保険を増額 したばかり
012 課長あわれや お家に帰りゃ ぶっちょう面した 妻がいる
011 焦げる臭いに ふと気がついて 慌てて降りるは 股火鉢
010 課長課長と 威張るな課長 俺も車じゃ 車長さま
009 息を切らせて 喘いでいるが わたしゃ痺れが 切れそうな
008 遊び上手と 威張っているが 遊ばれてるとは 知らぬ馬鹿
007 今日か明日かと 10日も待って 主さん勝手に 先に行き
006 飲んでいるときゃ 女房忘れ おあいそ済ませリゃ 思い出す
005 月に一度の 逢瀬じゃないか 先に行かずに 待ってたも
004 月観る月が 来るなら良いが 二月見ないと 思案する
003 花の盛りに 来ないでおいて 花びら散るとき 来やんすな
002 花の蕾を 無理矢理裂いて 蜜まで吸ってた 憎い蜂
001 雨の降る夜は 待つ身もつらい 傘もささずに 濡れてくる
無断転用禁止  The diversion prohibition   2004.01.09.〜